管理職を避けるプログラマーたちが考える理由
プログラマーの中にはキャリアアップに熱心に取り組んでいる一方で、キャリアアップを避けている人も中にはいます。キャリアアップして管理職になる事を避ける理由は人それぞれであるものの、中には残業手当がもらえないからという意見もあります。職場に残って業務を行った従業員に対しては、原則として手当てが支払われます。
ただし例外があり、職場で管理監督の立場にある人物の場合には手当を支払わなくてもよいという規定が存在します。そのた管理職にキャリアアップしたにもかかわらず、職場によっては給料が上がらない、あるいは管理職になる前よりも得られる収入が下がるケースも時としてあります。
しかしながら、残業代が出ないからという理由でキャリアアップを諦めるのは問題があります。管理職に就けば開発プロジェクトの上流の仕事に就くことができ、また特別な手当てがつかなくともキャリアが上がるにつれ給与の水準も段階的に上がっていくことから、将来的にプログラマーであった時代よりも収入のアップが見込めます。
残業の手当てが出ない他にも、管理職になれば仕事の責任が以前よりも増して重圧が重くなり、さらに人間関係でも気苦労が増えるといったデメリットはあります。それでもプログラマーとして将来的にいつまで仕事が続けられるかは不透明な部分が多いです。そのため管理職になるつもりはなくとも、必要な時にいつでもキャリアアップできるだけの実力は磨いておいて損はありません。